!SSP参加 8月7日 7日目

作品制作の最終日。11時に教室に集まり、これまでに撮影した写真のエディットを皆で順番に行なう。僕はスライドショー用に10枚の写真を選んでストーリーを作り、さらにそのうち2枚をプリントすることに。結局3夜連続で狩りに出かけたが、獲物を仕留められたのは初日のみ。従って写真もほとんど初日に撮ったものを使うこととなった。初日はビギナーズラックだったのだろうか。写真という行為は、ある時は次々と撮影する瞬間が訪れるが、ある時は黙って忍耐強く待ち続けなければいけない。そして、訪れた一瞬を逃すことなくレンズで捉える。そういう意味で写真という行為は狩猟に似ていると感じた。

学校内にはラボがあり、教室の中にEPSONの大型プリンターや、フィルムスキャナー、レタッチ用のPCが置いてあっていつでも使えるようになっているのだが、最終日のラボは当然とても混雑していて、プリントを注文してから仕上がりまで数時間かかった。テストプリントを何度か行なって、最終のプリントにたどり着いたのは日付が変わった頃だった。深夜まで多くの生徒がラボに残って作業を行なっていた。今日も疲れはててお酒は飲めず。

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ISSP参加 8月6日 6日目

きょうは作品制作の撮影ができる最終日。明日7日目の16時までに写真を編集し、展示用のプリントを提出しなければいけない。きょうも10時15分に教室に集まり、それぞれが作品の途中経過報告。ほとんどの参加者がテーマをすでに絞っているので、あとは足りない部分をそれぞれが追加で撮影する。同じコースの他の参加者のテーマは、男性を上半身裸にしてポーズを撮らせるポートレートのシリーズ、アパートの住人とその部屋を数十人分も撮る人、夜と若者、クルディガのストリートポートレート、などなど。時間の制約のある中でみなアイデアを凝らしている。撮影が夜になる人もいるので、昼間に時間のある人はアレッサンドラから課題を与えられ、何かしらのポートレートを撮影するように指示が出る。僕は学校の食堂で働いている職員や、学校の前の停留所にいるバスのドライバーなどに写真を撮らせてもらい、午後にまたアレッサンドラに写真をみてもらった。彼女は午後は常に教室にいて、写真を見せ話を聞きたければいつでも会いにいくことができる。以前のISSPの参加者からは、講師によっては自分も写真を撮りに行ってしまい、全然写真をみてくれない人や、自分の自慢話ばかりで授業をしない人もいたらしい。良い写真家が必ずしも良い先生になれるわけではないが、アレッサンドラは良い写真家で、良い先生でもあった。同じコースの参加者もみんな彼女のコースに参加できて満足しているよう。

21時からまた猪狩りへ。きょうも草原の中に立っている監視塔の上で2時間半ほど待ったが、獲物は現れず。夜は疲れ果ててお酒を飲む気力なく。

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(最後の日の課題で撮影したポートレート。バスの運転手さん)

 

ISSP参加 8月5日 5日目 

今日も10時15分に教室に集合して、それぞれが撮影した写真の経過報告。アレッサンドラに昨日撮影した鹿猟の写真を見せる。いつくかの写真が’’Beautiful’’と褒められ、子供のように嬉しくなる。きのう何が美しいと思ったのか、何を撮ろうとしたのかを言葉にしてと言われる。狩猟の緊張感と、静寂、生死、悲しみを表現したいと伝える。アレッサンドラは、写真家が、自分が撮っているものが一体何なのかということを理解するのが大切だとよく話していた。同時に、まず撮影をはじめ、それから撮り続けていく過程で何を撮っているのかを考え、だんだんそれがわかってくるものだとも。彼女はいままで僕が話を聞いてきた写真家の中でも、写真のことを語る上での表現がとても豊かだ。その写真のどこが良いのか、何が足りないのか、何を語るべきなのか、非常に明瞭な言葉で説明してくれる。僕は狩猟の写真で良いのがいくつか撮れたのでテーマを変更し、今後は毎晩、狩猟を追いかけることにした。

夕方20時半にクルディガの町の噴水のある広場に集合して、再び狩りへ。きょうは別のおじさんとイノシシ狩りへ行く。きょうのおじさんはドイツ語が喋れるので、僕も大学時代に少しだけ勉強したがほとんど忘れかけているドイツ語でなんとかコミニケーションできた。きょうは猪猟で、草原に広がる小麦畑の真ん中に立っている監視塔の上で2時間ほど猪が現れるのを待ったが、獲物はなし。日没後、真っ暗になった小麦畑を歩いて車まで戻り、ハンターのおじさんにそのまま宿舎まで送ってもらった。

夜はバーで軽く一杯飲み、就寝。みんな疲れているのか、バーに飲みにくる人の数も少しずつ減ってきているよう。

ISSP参加 8月4日 4日目 

6時半に起床。ラトビアでもさすがに真昼は光が強すぎるため、光がよい早朝を狙い、7時20分のバスでクルディガへ向かう。今日も河の周りの人々を撮影。9時20分のバスでペルチに戻り、10時15分からワークショップに参加。毎日撮った写真をアレッサンドラや他の参加者にみせ、アドバイスを受けながら、今回のワークショップ中にまとめるべきテーマを少しずつ詰めていく。午後は参加者全員の個別ポートフォリオレビュー。希望した2名、3名の講師に20分ずつレビューをしてもらえる。僕はジム・ゴールドバーグとポーランド人写真家のラファル・ミラチに、今回東川町のオーディションを受ける際に提出した在日イスラム移民家族のドキュメンタリー『Living in Between』でレビューを受ける。ドキュメンタリーとアート写真の間に位置するような作品を撮るラファルには、悲しみや喜びといった感情にもって迫ってみたらとアドバイスされる。『Open See』という欧州の移民問題を扱った作品で有名なジムには、語るべきストーリーがあるのは明らかだから、もっと近づいて「Intimacy」を見せろ、それを表現するために、構図やライティングなどあらゆる技術を使えと助言される。自分でも被写体への近さと、技術的な部分やバリエーションが足りていないと感じていたので、これからはもっと考えながら撮影や編集を続けようと決意する。なぜそれを撮るのか、ということは誰にもまったく聞かれなかったので、語るべきストーリーが確かにあると認められたことは、自信にもなった。

昼食で同じ日本からの参加者、元木さんと話していると、今夜は地元の猟師と鹿猟にいくということで、同行させてもらうことに。夕方まで少し昼寝して夜の猟に備える。毎日昼間は撮影し、夜中はバーで飲んでいるので、そろそろ疲れもたまってきたころだ。20時になると、元木さんと同じコースにいるラトビア人、カーティスの車で猟師さんの家まで連れていってもらう。今晩猟に同行させてもらうジンタルスさんは47歳の警察官。地元の狩猟組合に属しているハンターだ。とても親切な人で、まず家の中に置いてある動物の剥製などを色々と見せてくれる。その後、車で猟へ。ラトビアの猟はとてもシンプルで、車で走って平野の中に鹿を見つけたら、車を降りて後をつけ、射程距離に入ったところで射撃する。ジンタルスさんは、さっそく草原の中に鹿をみつけ、狩猟が許されている雄鹿であることを双眼鏡で確認すると、車を路肩に停めてトランクからライフルを取り出し、忍び足で鹿を追いかける。ある程度近い所まで近づいたら、静かにするために僕たち3人はその場にとどまり、ジンタルスさんだけが鹿を追いかけた。しばらくして、一瞬、バーン !!という音が草原に響きわたり、夕闇に向かう静寂を銃声が一瞬で突き破った。弾丸が飛んだ方向にエコーが走っていく。3人は銃声の鳴った方向へ早足で向かった。撃たれたのはそれほど大きい鹿ではないようだ。夕日が沈み、草原のかなたで空が青から闇へと染まっていく。やがてジンタルスさんが子鹿を片手で引き摺りながら車の方へ少しずつ歩いてきた。僕たち3人と落ち合うと、嬉しそうに撃った子鹿をみせてくれた。その後、鹿は車で屠場まで運ばれ、他のハンターの手伝いもあり、30分ほどできれいに捌かれた。解体の撮影も終わり、我々は3人で車に乗って宿舎まで帰る。途中で、ジンタルスさんが解体した鹿の肉をそのままぜんぶくれたことを知る。どこまでも親切な人だ。子鹿は翌日の夕食となって我々ISSP参加者の胃袋に入ることとなった。

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ISSP参加 8月3日 3日目

午前中は教室で参加者のポートフォリオレビュー。それぞれが15分〜30分をかけて、講師をはじめ参加者からレビューされる。アレッサンドラや他の写真家が写真をどのように見て、どこに反応するのかに注視する。他の参加者が写真についてポンポンと的確なコメントをしていくのに全然ついていけない。英語で話すのは問題ないのだが、英語で「写真のこと」を話した経験がいままであまりない上、彼らの「写真言語」の能力がとても高いのでなかなか会話に入れないのだ。日本で一度だけ写真のワークショップを受けたことがあるが、コメントするのは講師陣ほとんどだった。おまけに参加者の写真はどれもレベルが高く、これから1週間ついていけるのか少し不安になる。

アレッサンドラは、’’Portrait is sacred’’と何度か口にし、ポートレート写真にとても敬意を払っているようだった。また同時に、参加者に’’Play with your subject’’と何度も言い、被写体とのコミュニケーションの大切さを強調する。そして、’’Photography is freedom’’、自由に撮りなさい、人の意見など気にせず、自分が撮りたいものを撮りたいように撮り、今までにないまったく新しいものを作りなさいと言った。

午後は再びバスでクルディガへ。きょうは河の周りに場所を絞ってポートレートを撮影した。夜は夕食後に20時から、ともにマグナムで、パートナーでもあるジム・ゴールドバーグとアレッサンドラがそれぞれ1時間少しずつアーティストトークで話をしてくれた。二人とも、ISSPの参加者のために、自身がどうやって写真を撮り始めたか、そしていままでどのようなプロジェクトに取り組み、写真家としての道を歩いてきたのか、ということをテーマに、スライドショーを交えながら話す。アレッサンドラの代表作、僕も好きな『The Adventure of Guille and Blinda 』というブエノスアイレス郊外の牧場に住む二人の従姉妹を撮ったシリーズを、二人との出会いから現在まで、昔撮ったビデオ映像なども使って詳しく話してくれたのにはとても感動した。写真やビデオの中ではまだ小学生くらいで、楽しそうに動きまわっていた少女たちが、今は子供を持つ立派な母となっていて、なんだかわからないが悲しさがこみ上げてくる。

この日まで夜は寒く、長袖のジャケットを1枚しか持ってこなかったことを後悔。夜にバーで酒を飲んでいると寒くなる。食事の際やバーで飲んでいるときなど、自然にグループができてきているのに気づく。ラトビア人はラトビア人と、ロシア人はロシア人と、フランス人はフランス人同士といったように、欧州でも意外に同じ国の者同士でかたまって話している人たちが多かった。南米勢は、同じスペイン語を話すスペイン人と、また同じラテン系でノリが近く、言葉も非常に似ているイタリア人と仲良くしているのが面白い。毎晩最後までバーに残っているのもこの人たちだった。

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(クルディガ中心部を流れるヴェンタ川)

ISSP参加 8月2日 2日目

朝食は8時半から10時まで。ラトビアの夏時間は日本と6時間の時差だ。少し早く目が覚めたので、朝食まで1時間ほど外を散歩する。ワークショップが行なわれるのはPelci(ペルチ)という地区で、宿舎は森に囲まれた自然あふれる環境だ。朝の日差しがとても気持ちがよい。10時15分からワークショプの2日目のコースが始まる。アレッサンドラの提案で、早速撮影に出かけることに。13人の参加者が2人ずつの班に別れ、近隣の家庭に飛び込みで訪ねてポートレートを撮らせてもらう。言葉も通じない中、僕も近くのアパートに住む男性を訪ねてポートレートを撮らせてもらう。昼食後は、教室でそれぞれが撮ったポートレートをみて、みなで批評しあう。アレッサンドラは前日の夜に参加者全員のホームページをチェックしていて、それを参照してそれぞれが取り組むべき課題を伝えてくれ、今回のワークショップで撮影するテーマの方向性を話し合う。彼女はとても真剣に写真をみてくれ、感想やアドバイスをし、良い写真には目を輝かせて素直に’’Beautiful’’と言ってくれる。アレッサンドラはアルゼンチンで育った南米の人らしく、親切でゆったりとしていてとても感じの良い人だ。午後のミーティングの後は、各自が再び撮影に。僕は14時30分のバスに乗り、クルディガに撮影に出かけた。中判のフィルムカメラを持って来ていたので、クルディガの市街地の側を流れている河の周りで地元の人々のポートレートを撮る。ちなみに僕が受けたアドバイスは、もっと近づいて、リラックスしてポートレートをとりなさい、ということだった。

夕食後は参加者の作品プレゼンテーション。応募者からランダムに選ばれた写真家が自分の作品について10分ずつプレゼンテーションを行なった。夜はきょうもバーでビールを飲む。今回は南米の参加者がけっこういて、ベネズエラ、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイなどから。僕は昨年10ヶ月ほど南米に滞在して、南米の人が好きなので彼らとよく話した。南米の人たちの明るくて少し田舎っぽくて距離が近く、温かい性格がとても好きだ。ラトビアやロシアなど北欧圏の人々はけっこうシャイな印象。

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ISSP参加 8月1日 1日目

中央駅前の広場に参加者の写真家たちが集まり、11時半前に定刻より遅れてリガを出発。クルディガまで約3時間の道のりだ。ずっと平野の中を走る。ほとんど真っすぐな道路の両側に広がるのは黄金色の小麦畑、緑の牧草地と白樺や赤松の林。ほとんど人工物はみあたらない。北海道の中でも人口が少ない道北の景色にもすこし似ている気がする。自然が美しい国だ。

14時半にクルディガ市内中心部から10キロほど離れた宿舎に到着した。ISSPの会場となるのは、森に囲まれた古城だ。その周囲にいくつか寄宿舎があり、普段は寄宿学校の学生がここで勉強しているらしい。あたりは森に囲まれ、敷地内には一面にきれいな芝生が広がり、勉強するにはこれ以上ない環境だ。受付で参加登録し、宿舎の部屋でこれから10日間お世話になる自分のベッドを選ぶ。

昼食後、15時半からオープニングセレモニーが開かれた。ワークショップを主催するスタッフたちは、ほとんどが僕と同世代に見え、そしてほとんどが女性。彼女たちがISSPの趣旨や歴史の説明をし、次に講師の紹介。そして参加者が国別に分かれて簡単な自己紹介した。参加する写真家は全部で73名。地元ラトビアが9名と最も多く、次に地理的にも近いロシアから7名と続く。その他、ドイツ、イタリア、フランスを始め西ヨーロッパからの参加者も多い。北欧や中欧の小国からも数名ずつ。南米からの参加者も数人いた。アジア系は僕も含めた日本人が4名のみだった。写真大国アメリカからは、欧州から遠いせいか1名のみの参加だったのが意外。そして参加者の年齢層も予想以上に幅広く、若い人は20歳そこそこ、上は50歳くらいまでいるようだった。セレモニーは終始なごやかな雰囲気でおわる。

オープニングの後は、ワークショップごとの初顔合わせが行なわれた。僕はマグナムのアレッサンドラ・サンギネッティのワークショップ、「Narrative Portrait」に参加した。はじめは希望が通らずに本作りのコースに振り分けられていたのだが、事務局にメールでどうしてもコースを変更してほしいとお願いし、アレッサンドラのコースに変更してもらっていた。初顔合わせでは、具体的な課題も出されず、参加者がそれぞれ自己紹介。また、なぜポートレートのコースを選んだのかを説明し、それぞれの課題は明日の朝話し合おうということになった。

夕方はみんなでバスに乗りクルディガ中心部のツアーに出かけた。ラトビアの夏の夕方の光は透き通るように柔らかく、すべてが輝いているように見える。日本の夏の夕暮れなら15分ほどしか差し込まないような柔らかな斜光が、3、4時間も続くよう。日本よりはるかにゆっくりと太陽が沈む。この時間に写真を撮れば どんなものでも美しく写りそうだ。緑の芝生や色とりどりの花で飾られた公園、平野の中をゆっくりと流れる河。クルディガは美しい町だった。

寄宿舎に帰って夕食後、夜は20時からオープニングクイズ。参加者と講師がランダムに8つの班に分けられ、写真史や写真家にまつわるクイズに臨む。クイズがあまりにも難しく、驚く。それでも30問中26問正解したグループがあり、欧州の写真家はほんとうに写真のことをよく勉強していると思う。夜は、ワークショップが行なわれる古城の玄関に、ラトビアの生ビールが2€で飲めるバーが開かれる。音楽がかかり、毎晩遅くまで踊る人も多かった。夜は23時まで明るさが残っていた。

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(ワークショップが行なわれる古城)

ラトビアへ

ヘルシンキからリガへ向かうプロペラ機の窓から見下ろしたバルト海は、Balt(白い)海というその名前にふさわしく、夏の北欧の透き通った光を反射して一面が白く輝いていた。地図で見るとバルト海中北部の地形は多島海になっていて、無数の小島が沿岸に浮かんでいる。はるか下方に広がる海をぼーっと眺めていると、自分の故郷、長崎県の九十九島近海の風景を思い出した。

リガの空港から外へ一歩出ると、明るくてやさしい光がすぐに差し込んでくる。18時を回っているのに日はまだまだ高く、日本の昼過ぎのような明るさだ。空の色が青い。3000メートルを越えた高地のように青が澄みきっている。こんな光と空が広がる国ならよい写真が撮れそうだ。そう期待してバスに乗りリガ市内へと向かった。車窓から見渡すリガの街は緑の芝生と街路樹、公園がいたるところで目につき、自然であふれている。これほど緑が濃い都会に今まできたことがあっただろうか。リガはラトビアの首都でれっきとした都会だが、街の中に緑があるというよりは、緑の森の中に広がった街と言ったほうがいいかもしれない。そして時おり現れる、外壁がレンガで覆われた古いビルやアパートの造りは、どこか旧共産圏の面影を残している。バスを中央駅の近くで降り、重い写真機材が入ったスーツケースを石畳の上でガタガタと引きずりながら旧市街の中を歩き、この日の宿に向かう。外はまだ明るかったが、日本とは6時間遅れの時差を調整するため、明日からはじまるワークショップへの少しの緊張感を残したまま、22時頃眠りに着いた。

_DSF3144(リガの旧市街)

写真展開催、『ブラジル2014 -4ヶ月、3週間と2日』

ブラジル写真展ポートレート田川基成

【写真展開催】
ブラジルで撮った写真の写真展をやることになりました。
7月6日(月)〜7月29日(水)まで、東京・西荻窪にあるブラジルをテーマにしたコミュニティ・スペース Aparecida で、ブラジルの人々のポートレートを中心に展示します。
『ブラジル2014 -4ヶ月、3週間と2日-』
http://aparecida.pokebras.jp/e309611.html

お店の営業は毎日18時〜です。
7月9日(木)、15(火)、18(土)、21(火)の通常営業日と、
11(土)、12(日)は13時〜
ぼくはなるべくお店にいるようにします。
自宅から自転車で10分なので、もし来られる方は、声を掛けて頂ければできるだけお店に向かいます!

それから、7月7日(火)は19時30分からトークも行ないます。
東京都杉並区西荻南3-17-5-2F
TEL+81(03)3335-5455
18:00~24:00

〜 ブラジルは、その奥へ入ろうとすればするほど、得体の知れない混沌と、熱気、優しさに一緒くたに包まれてしまうような、不思議な引力のある国でした。人種と文化がおそらく世界では他に例をみないほど入り交じり、一つの国のなかに、実はいくつもの国があるように感じるほど多様性に富んだブラジル。海・河・荒野・ジャングルなどあまりに大きな自然にも圧倒されました。そして旅をするいつの間にか、ブラジルの人々の素敵な明るさと、包容力にすっかりと魅了されていました。

サッカーW杯の開催直前に渡伯し、サンパウロ、リオ、サルバドールなどの大都市から、北東部、そしてアマゾン河を遡った、4ヶ月、3週間と2日の旅で出会った光景を展示します。

被災地で支援を続けるイスラム教徒たち

2011年6月13日に投稿したブログ(旧ブログより移行)

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(被災者のおばあさんに声をかけるパキスタン人のラジャさん)

日本に住むムスリム(イスラム教徒)たちが震災の発生以来、被災地で支援を続けている。活動しているのは日本イスラム文化センターの会員達で、東京都内にある礼拝施設、マスジド大塚を拠点として被災地へ支援物資とボランティアスタッフを送り、現在も現地で炊き出しを行っている …続きを読む »