サンパウロの宿

ブラジルのサンパウロの宿

サンパウロの宿で友だちになったコロンビア人とメキシコ人と一緒に

サンパウロではMooca駅から歩いて20分のところにあるMooca Hostel Atlantica というホステルに泊まっている。Moocaはサンパウロ東部のイピランガ地区に位置にあり、Mooca駅はサンパウロを東西に走るメトロ3号線のBras駅からCPTMに乗り換えて一駅のところ。さいしょは日本人街があり、セントロにも近くて利便のよいLiberdadeに泊まろうと考えていたが、W杯の期間であるし、安くて予約できる宿がなかったので、友人が前に泊まったというこの宿に滞在することにした。

Mooca地区はサンパウロの中でも治安がとても良い地区になるらしい。確かに、ここでは夜22時を過ぎても女性が一人で歩いていたりするし、 日中も夜間も、危ない気配がほとんど感じられない。宿が治安の良い地区にあるのは何よりだ。それでも、ここは犯罪の多いサンパウロ。この中流階級の人たちが住む住宅街でも、家々は他の地区と同じように玄関も窓も鉄格子でがっしりと守られているされている。いつも思うけど、ブラジルではまるで動物園の檻の中に人間が住んでいるみたいだ。

さて、Mooca Hostel Atlanticaだが、ヨーロッパにあるようなそこそこセンスの良いホステルといった感じ。清潔で、そこそこインテリアのセンスも良く、キッチンも広く、wifiも使えてPCと大型TVも完備。朝食はビュッフェ形式で、毎朝パンとパパイヤやメロンなどのフルーツ、ハムなどが用意され、カフェとミルクも飲める。 設備はたまに一時的な停電があるようだが、他にはとくに設備についての不満はない。これでドミトリーがR$43 (1935円)。値段は日本とほとんど変わらないけど、朝食が付くので多少安いといったところか。でも土日以外はけっこう空いており、結局ドミトリーを一人で使わせてもらったりしたので、かなりお得感があった。

この宿、ホームページもあるし、Booking.comなど世界的な予約サイトに登録されてあるのに、なぜか旅行者は南米人とブラジル人ばかり。南米人は、これまたなぜかベネズエラ人がかなり多い。英語を使えるのは、オーナーの男性と、受付のメキシコ人の女の子が少し話せるくらい。南米人は、聞いてはいたものの、ほんとに英語を話す人が少ない。自然、公用語はポルトガル語とスペイン語になっていて、ここでは英語を使う機会がほとんどない。だから、ポルトガル語とスペイン語で会話せざるを得ず、言葉を覚えるのにはとっても良い場所だった。

はじめはポルトガル語の方が話すのに慣れていて、スペイン語は聞けば分かるものの話すのは苦手だったが、ここで2週間くらい過ごしいろんな南米人としゃべったので、スペイン語の会話力もかなり上達した。ベネズエラ人やチリ人のスペイン語は何を言っているかいまだによく分からないが、コロンビア人やメキシコ人のスペイン語は聞きやすいこともわかった。宿で働いているおばさんたちとはポルトガル語でも話すので、二つの言語がちゃんぽんになることも多々あるが、それでも通じればよいと思う。ブラジル•南米旅行のスタートとしてはとても良い宿だった。セントロに出るのが40~50分かかり、少し遠かったけど。

 

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