日本のリトル・ネパール〈阿佐ヶ谷〉

VICE JAPANで、僕がいま住んでいる東京・阿佐ケ谷の地元のネパール移民コミュニティを取材したドキュメンタリーが公開されました。
https://jp.vice.com/lifestyle/little-nepal-in-tokyo

ー 新宿駅から中央線で西へ10分。JR阿佐ヶ谷駅の周りにはいま、日本最大規模のネパール人コミュニティができつつある。駅の南北を通る商店街を少し歩けば、必ずネパール人とすれ違う。阿佐ヶ谷のコンビニでネパール人店員がいない店はないといっていい。この数年でカレー店が増え、いつの間にか複数のスパイスショップもできた。周辺のネパール人の数は、この3年間で2倍以上に増えている。2013年に阿佐ヶ谷駅前に開校した世界初のネパール人学校「エベレスト・インターナショナル・スクール」が、そのきっかけとなったのだ。ー

僕が北海道から上京し、阿佐ケ谷に住んで約8年。この間に阿佐ケ谷の町はさほど変わっていませんが、ネパール人を見かける機会が劇的に増えました。JR南口に世界発の〈ネパール人学校〉もでき、いまや阿佐ケ谷は〈リトル・ネパール〉。ネパール人学校の中はどうなっている?彼らと家族はどんな風に暮らしている?そんな疑問を素直に取材してみました。

20176月時点の在日ネパール人は74300人。10年間で約10倍に増えました。阿佐ケ谷の地元ではインド人が増えた??と思っている方も多いみたいですが、彼らのほとんどはネパールから来た移民です。インド人、パキスタン人、バングラ人、ネパール人と見かけは似ていますが、僕は昔南アジアのそれぞれの国を旅したことがあったので、彼らネパール人の顔や、穏やかな雰囲気でなんとなく違いがわかっていました。

そんな話を同じく近所に住むドキュメンタリー監督の岸田浩和 Hirokazu Kishida さんと飯を食べながらしている中で、企画が動き出しました。自分が住む町の足元で、暮らしに根ざした取材ができて嬉しいです。

印象的だったのは、カレー店やネパール学校、ネパール人の家庭と、どこに行ってもヒマラヤ山脈の絵が飾ってあったことです。僕にとっては長崎の海がそうであるように、彼らにとってはヒマラヤの雪山が原風景なんだなと思いました。

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