ISSP参加 8月11日 11日目

きょうは18時からリガ旧市街でマグナムのアレッサンドラ・サンギネッティ、ジム・ゴールドバーグによるアーティストトークと、その後にISSP参加者のファイナルパーティがある。昼間は時間があったので、南米人とイタリア人たちと一緒に自転車をレンタルし、リガ市内を走って周った。旧市街から川を渡って空港に向かう方向にある地区は、緑の森の中に旧ソ連時代の古いレンガ造のアパートが立ち並んでいる。建物と建物の間にある、木漏れ日の差し込む森の中では、女性が木にロープを張って洗濯物を干していたりして、都会とも田舎とも言い切れない微妙な佇まいがとても美しかった。

最後のパーティーには全生徒の6割くらいが参加しているようだった。ほとんどの人が、明日、ラトビアを後にする。この10日間でとても仲良くなり、すぐに別れが訪れるのはとても寂しい。なんだか高校生の夏合宿か、どこかの国に長く留学して帰る前夜のような気持ち。どちらも行ったことはないけれど。酔ったテンションもあり、みなで踊り、何度もハグをして別れを惜しむ。ほんとうに寂しい気持ちになる。でもいまはFacebookやメールでいつでもつながれる時代なので、今後の人生でまた会う機会のある人も多いだろう。世界各地に写真をやっている仲間ができたことは、かけがえのない財産となった。

パーティーが終わる深夜、気がつけば参加者とスタッフ、講師との間でいくつものカップルができていて、手をつないでつぎつぎと夜の街へ消えて行った。ISSPでカップルがたくさんできるとは聞いていたが、欧州の人はあの忙しい日程の中で、なかなかちゃっかりとしているものだと思う。

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