ラパスにいる

ボリビア・ラパスのテレフェリコ

ラパス市内からエルアルトへ登るテレフェリコ (ラパス,ボリビア)

ボリビアの首都、ラパスにいる。La Paz は英語でいうとThe Peace (平和)。スペイン語の地名は抽象的な名前が多くて、Los Ángels (天使)とか、Buenos Aires (良い空気)とか、なんだか好きだ。
ラパスは、ペルーの南部からボリビアまでずっと続いているAltiplanoと呼ばれるアンデス山脈の標高4000m前後の高原地帯に位置している。その平らな高原地帯が突然、火山の噴火口か、隕石でできたクレーターのように凹んだ大きな盆地の中にラパスはある。その落ち込んだ急斜面には、ブラジルでいうところのファベーラに建っているような赤いレンガ造りの民家群が、まるで巨大な滝のようにびっしりと張り付いていて、街自体がほんとに大きなファベーラのよう。

ボリビア・ラパスの中古車

ラパス市内を走る中古のTOYOTAハイエース

ラパスはこれまで通ってきた南米の他の大都市とはちょっと異質だ。

車はハイエースとか日本の中古車を利用した乗り合いバンが乗用車よりもたくさん走っていて、排気ガスで街の空気は悪く、道路はいつも秩序なく混雑している。街の人はインディヘナか、インディヘナと白人の混血のメスティーソがほとんどで、純粋なヨーロッパ系の白人はすごく少ない。

治安はあんまりよくなさそうで、荒れはてたビルとかが多く、街は汚くて混沌としているけど、道端にたくさんの露天が並んでいてとても活気がある。久々に大都市を歩いて興奮した。

 

 

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